中学生最初の公式戦で勝利を収めた仲邑菫二段

=東京都千代田区の日本棋院で4月1日、武内亮撮影

 <参照・引用/毎日新聞>

 <参照・引用/日刊スポーツ> 仲邑菫二段 第40期女流本因坊戦 本戦1回戦 2021.4.2 小林 勝

すみれ ゃん 中学生1勝

 女流本因坊戦 本戦1回戦

 

囲碁の最年少プロの 仲邑 菫 なかむら すみれ 段(12)が中学生1勝を果たした。1日、都内で行われた、藤沢 里菜 女流本因坊(22)への挑戦権を争う 第40期女流本因坊戦 本戦1回戦で、初顔合わせの 吉原 由香里 六段(47)に 256手までで白番(後手) 7目半勝ちした。「序盤から難しい戦いであんまり良くなかったみたいです。寄せあたりで少し残るかなと思いました。」と振り返った。中学生1勝については、「よいスタートを切れて良かったです。」 と話した。

この日の昼食は 「勝負メシ」、チンジャオロースの弁当。栄養のバランスを重視して母親に頼んだ。その効果か、3月29日の小学生最後の対局となった第47期棋聖戦予選C(フィトラ・ラフィフ・シドキ初段=18)に次いでの勝利。今年 14勝2敗と絶好調だ。

5つある女流タイトル戦のうち、女流名人戦は予選決勝で 上野 愛咲美 女流棋聖(19)に敗れ、本戦入りを逃した。昨年の扇興杯、女流棋聖戦、今年の女流立葵杯と本戦入りを果たし着実に力をつけている。

2回戦では、進境著しい 牛 栄子 三段(21)と対戦する。「強い棋士なので、思い切って戦いたい。勝敗よりいい内容の碁を打ちたいです」。過去 1勝1敗。次世代を担う2人の対局から目が離せない。 <日刊スポーツ 2021.4.2>